CALLINGの感想とレポみたいなもの

私が見たのは、最終日・26日(日)の昼の公演です
会場が大きいこともあり、お昼公演の方が若干余裕があるとのことでしたので、確実を期してお昼にしました
最終日の最終公演と言えば、最後に挨拶があるのが当たり前のようなので、当日券を狙うのは危険ですし
それでも念の為、受付開始の12時前に到着し、開始次第すぐに当日券の受付を済ませました(整理券を受け取り、12:55に精算)
まだまだ時間があるので、パンフレットを購入しました
こういうのが少しでもやり繰りの役にたてばいいなぁ、とか、何が書いてあるんだろう?と、目新しくて購入したのですが、後でサインをもらえると聞き、おぅ!?と思いました
少し開演時間はずれましたが、他の舞台を観に行ってもそうなので、たぶんそういうもんなんだと思います
ずれたと言っても、数分程度ですし
開始まで友達と話していると、さぁ始まるぞ!と言わんばかりの大音響!
主役の鉄之助と桐野少将が名乗りを上げ、いきなりド派手な殺陣シーンです
初めて生で観る殺陣に、感動しました!
しかし多勢に無勢、数人に囲まれた二人は負けてしまい…
時間は数日前に遡ります
時は倒幕後、舞台は湯屋「はとや」
新撰組の土方の小姓(こしょう)だった鉄之助は、その身を追われており、「はとや」に三助(市村(しむら)家の三男)として匿われていました
「はとや」の主人と女将は人柄が良く、赤星数馬の妻・以登(いと)の病気の面倒も見てくれています
以登さんがまた美人!(*^^*)
数馬はその恩もあり、「はとや」の貿易船の積荷下ろしの用心棒を親友(名前忘れました)と「らそつ」の津本、童門の4人でやっていました
その手伝い?みたいな、使いっ走りみたいな、峰っていうのがいます
そんなところに、海軍少将である桐野がやってきて、「はとや」の従業員・佐紀にちょっかい(笑)を出します
3日前に入った花純(かすみ)は、仕事を覚えている段階のようですが…
最初はこういう状況説明を、テンポよく、コミカルに展開していきます
観ていて飽きないどころか、爆笑するシーンが多々あります
そして事件がおこります
数馬の親友が殺されたのです
犯人はわかりません(私たちにも)
そんな事件があり、以登は数馬が心配になります
用心棒をやめれない数馬を心配して、また、犯人不明な状況を怪しんで、以登は「らそつ」の二人をつけます
店で「らそつ」を見かけた鉄之助は、自分の正体がばれたのではと心配し、やはり二人をつけていました
そして、つけられていることに気付いていた童門に、以登が殺されてしまうのです
なんと「はとや」は密貿易をしており、「らそつ」はその用心棒をしながら、外来船を襲っていたのです
鉄之助は、以登の死を目の前で体験することで、その特異体質が表れます
目の前で死んだ人間の記憶や人格を、そのまま受け継いでしまうのです(自分の人格は消えず、その人間が自分の中に居座る、擬似二重人格)
以登はその力?で、この事を数馬に伝えようとします
しかし数馬は、親友の死の犯人がわからないばかりか、以登殺害の犯人もわからないとあり、すっかり頭に血がのぼっていました
以登が乗り移っているような状態の鉄之助は、そのことを伝えに行きます
事件以来帰ってきていない、と、怪しまれている鉄之助を犯人と思い、まったく聞く耳を持ちません
鉄之助は「はとや」に逃げ帰ります
そんなおり、主犯の津本は、何とかこの事件の犯人を仕立て上げ、自分達の罪をなしつけようとしました
事件以来帰ってきていない鉄之助が怪しまれている(更に新撰組とばれた)ことを利用して、二人がつけていた更に後から港に向かっていた花純を証人にし、鉄之助を犯人に仕立て上げるのです
花純は童門と親しい仲のようです(パンフにも苗字がないため、恋人なのか兄弟なのか不明です。わざとでしょうね)
「はとや」に一同が集まり、津本に犯人にしたてあげられる鉄之助
今にも数馬に切り殺されそうなところを、桐野が止めます
確かな証拠がなく、鉄之助にそんな度胸がないということで、証拠が見つかるまで鉄之助と花純を預かります
花純の態度がおかしいことに気付いた「はとや」の面々が、花純に問い詰めます
ついに根負けした花純は、本当のことを話します
真犯人がわかった数馬は、仇をとりに行きます
しかし相手は2人(更に途中で1人増え)、一太刀、また一太刀と浴び、ついに致命傷を負います
それでも尚、仇をとろうとする数馬は、ついに止めをさされます
一足遅く辿り着いた鉄之助(&以登)と桐野
ここで以登が号泣するのですが、舞台近くで見た方の話だと、佐久間さんは涙を流されていたそうです
私の席からは残念ながら見えませんでしたが、それでも泣けるシーンです
涙を見た方は、より泣けたんでしょうね
桐野は敵を追いかけ、鉄之助は数馬の記憶を受け継いでしまいます
鉄之助の中に入った?数馬は、以前の奇妙な行動の意味を理解します
そして、以登と想いをともにして、再び果たせなかった仇討ちに向かいたいと、鉄之助を説得します
ついに意を決した鉄之助は、女将に刀を頼みます
すると女将は、刀とともに、新撰組のはっぴを持ってきます
ボロボロにやぶれたはっぴは、土方のものと繋ぎあわされており、綺麗に修復されています
刀も、土方が愛用していたものと同じものです(「水戸守兼定(みとまもりかねさだ)」とかって名前だったかと…漢字は不明なので、適当っていうか感です)
準備万端、ついに新撰組・市村(いちむら)鉄之助として、戦に赴きます
一足先に犯人達に追いついた桐野は、3対1ながら、一歩も引けをとりません
さすがは幕末の世に、人きり半次郎と呼ばれていただけのことはあります
しかし、相手は佐紀を人質に取っており、桐野は刀を手放してしまいます
そこに鉄之助(&以登&数馬)が追いついてきたのですが、人質を取られており、何もできません
桐野は鉄之助に活を入れると、津本の前にゆっくりと歩み寄ります
そして、一瞬の隙を見て、津本をかいくぐり、佐紀を捕らえている峰から助けだします
活を入れられた鉄之助も、それに合わせて上手く立ち回り、佐紀を後ろへ下がらせ、ついに相手と戦える状況になりました
そんな鉄之助に対して、桐野(に乗り移った土方)が掛け声をかけます
そして津本を切り殺し、童門にも止めをさそうとしたところを、花純がかばいます
更に鉄之助がそれをかばい、童門と花純、峰を上海に逃がします(説明が足りてませんが、悪いことをしていた目的は、上海で暮らすためなのです)
仇を討ったわけではないですが、仇討ちはなされ、想いを遂げた以登と数馬は鉄之助に深々と頭を下げます
ここでもっかい泣けます
私は佐久間さん目当てで行ったので、当然以登に感情移入して観てました
悲しくて泣いて、嬉しくて泣いたんです
波乱続きでしたが、落ち着きを取り戻した「はとや」
すっかり仲良くなった鉄之助と桐野
二人で語らっていると、すっかり周りを囲まれてしまいます
なぜ命を狙われているのかはわかりませんが、二人とも幕末の世を生き、色んな場所で、色んな体験をしているので、理由もきっと様々でしょうね
そして…大音響が鳴り響きます
最後のシーンを最初に持ってくることで、この物語にすごく引きこまれました
アクション(殺陣)のある舞台は初めてだったので、より興奮しましたし、もともとそういうのが好きな人間なので(剣道してたし、型とかもできるし)また見たい!もっと見たい!他のも見てみたい!という気持ちです
Wキャストだったし、やっぱ夜の部も見たかったなぁ
1回見ると2回見たくなるので不思議です
やたら長い上に説明が足りないですが、まぁ、ご愛嬌ってことで
すこしでも興味を持っていただければ、舞台でお芝居をされる皆様に、少しでもおかえしができると思いますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
v(^^)/~